◉双極性障害と診断されました…そしてその後◉

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【双極性障害とはなんぞや】

※この記事は、わたしの経験と、わたしのかかりつけの病院で頂いたパンフレット2通(どちらもテイクフリー)を元に書いています。

わたしはただの患者です。

この記事に書いてあることが絶対正しいとは言いきれません。人によって症状の程度は様々です。


こんにちは。ヴィレムです。

本日は、双極性障害を知らない方に向けて、双極性障害とはなんぞや?をテーマに書きたいと思います。

双極性障害とは...別の言い方をすると、『躁鬱病(そううつびょう)』です。(他にもありますが、これが一番メジャーなのではと思います。)


躁状態鬱状態を繰り返すことですね。

躁状態のときは、周りから見ると、調子が良いように見えます。とてもエネルギッシュで、よく話す。とても楽しい人のように見えるかもしれません。

鬱状態のときは、とにかく動けなくなり、周りから見ると怠けているように見えるかもしれません。

双極性障害じゃない人だって、日によって気分が高揚したり、落ち込んだりすることありますよね。

双極性障害の場合、その気持ちの上げ下げの振り幅が大きい点。
また自高揚した気持ちを自力で落ち着かせたり、落ち込んだ気持ちを引き上げることが難しいこと点。
以上2つが相違点とも言えると考えてます。

本人に自覚症状、周りから見て一目瞭然の症状があるのは鬱状態の時。この時に心療内科などを受診しようとするかもしれません。また家族が相談する場合もあるでしょう。

この場合、とりあえず本人は鬱状態にあるわけですから、鬱状態であると診断されます。場合によっては鬱病だと診断される場合もあるでしょう。

何故なら、その時診察をする先生は、とりあえず『今、動けず気持ちが上がらず辛い』ということでしか判断出来ないのです。

躁状態の時のことを話せればいいのですが、そんな余裕は、本人にはないでしょう。わたしはありませんでした。

わたしの場合、初めて行った心療内科の先生からまず鬱状態と診断され、診断書を書いていただきました。それを職場に提出し、2週間ほど傷病休暇をとりましたね。

ここから、双極性障害と診断されるまでは鬱状態ということで診断書を書いてもらってました。(※傷病休暇の枠を使い果たすまで何度か診断書提出を求められたため)

躁状態のときは本人に、自覚症状はあまりないと思います。ただ、まわりの人が何かおかしいぞ??と思うかもしれません。

わたしは躁状態になると、とにかくよく喋ります。
そして、金銭感覚が壊れ何でもかんでも買ってしまいます。
あと、ちょっとしたことでイライラして、人へのあたりがきつくなり、攻撃的な態度をとったりします。(詳しくは後ほど)

そうすると、周りがこんな人だったけなぁと不思議に思ったり、あるいは腹を立てたり、傷つけられたりすると思います。

この周りの目がわたしは、大変重要なポイントだと思います!それは、家族でも友人でも同僚でもいい。近ければ近いほど、その変化に気づけると思います。

だからといって躁状態の本人を
病院にひっぱって連れていくのはおすすめしません。本人はいい気持ちなので、控えめに言って怒ると思います。人によっては激怒するかもしれないです。


鬱状態の時、病院に行った時に、先生に『そういえば少し前までは落ち込んでるの反対で、とっても元気だったんです』と少し伝えていただければ、双極性障害と診断されるまでの期間が短くなるかもしれません。

長くなりましたがこの辺で。

次の記事は【家族の理解と無理解そして中途半端】というテーマで書きたいと思います。

ではまた逢う日まで