【家族の理解と無理解そして中途半端】
※家族や身近な人が、双極性障害と診断された方に是非読んでいただきたいです。
こんにちは。ヴィレムです。本日のテーマは『双極性障害への理解、特に家族や身近な人に向けて』です。
まず、家族や身近な人が双極性障害と診断されている方々、いつもありがとうと言いたいです。
わたしは家族や友達に散々迷惑をかけてきましたので...。
さて、家族や身近な人が双極性障害と診断されて、第一印象はいかがだったでしょうか?
びっくり
心配
悲しい
と様々な反応があったと思います。
わたしの場合、診断された本人ですら、割と衝撃だったので、一緒に診察室まで来てくれた両親の衝撃は想像に難くありません。
特に母はショックをうけたようでした。(一方父は仕事柄、双極性障害の診断を受けている方と多少なりとも接したことがあるので、比較的冷静でした。)
診察を済ませ、診断書を書いてもらい、病院を出てから、母がひと言は忘れられません。
『大丈夫だからね、ちゃんと治るからね、心配しなくていいからね。』
双極性障害の診断を受けた時点で、わたしは軽く躁状態だったので、内心、
『お医者さんでもないのに何を根拠に言ってるんだ。大丈夫だと断言できるか。そもそも大丈夫か、大丈夫かでないかを決めるのは自分だ!』
と思ったのです。今思えばサイテーな考え方です。まだ口に出さなかっただけマシなくらいで。
わたしは双極性障害と診断されてから、双極性障害関連の本を読み漁り、インターネットで調べ始めました。
たくさんの文献をチェックしていくと、今までの人生で腑に落ちなかったことに納得いったり、なかなか新鮮な体験をしました。
それをわたしは、きちんと両親や姉(当時は同居していた)に伝えようと考えたのです。
軽い躁状態のわたしは、双極性障害について、つらつらと話しました。今思えば、かなり自分に陶酔した喋り方だったと思います。『こんなに、調べたんだ!どうだ!すごいだろ!』感があったし、あまりにもあっけらかんと話すので、少し不気味だったと思います。
家族にしてみたら、得体も知れない双極性障害という診断をくだされた娘や妹がその症状について嬉嬉として話しているようにしか見えない。
もちろん、話し合いの雰囲気は私以外お通夜みたいな空気。
なんでこんな空気になるのか不思議に思った、わたしは、次の診察の際、主治医の先生に聞きました。すると、
『とにかく今は、自分のことについて調べたりするのを控えよう。そして、それを家族に言うのも控えよう。今はとにかく、ゆっくり休まなきゃいけない時期なんだよ。』
と諭されました。軽い躁状態の私には理解不能でしたが、先生の言うことはきっと正しいと信じ、家族に話すことを辞めました。でも双極性障害について調べるのはやめませんでしたけどね。
少し長くなりそうです。次の記事も同じテーマで続きを書く予定です。
では、また逢う日まで!